液体ガラスは土間コンクリートの汚れ・劣化防止に非常に有効です!

築15年経過の外構コンクリートアプローチです。

土間コンクリートが長年の経過により泥や苔など諸々が蓄積し黒くなっています。

この状態は単に汚れが蓄積しているだけでなくコンクリート表面自体が劣化している事が大きな要因です。

コンクリートの汚れが現状に至るまでには過程が有ります。

コンクリートは新しく打ったばかりの状態では強アルカリ性でしばらくは綺麗な状態を保つことが出来ます。

新設時の土間コンクリート

しかし大気中の二酸化炭素や近年では酸性雨により徐々に中性化してしまいます。

数年経過しコンクリート表面が中性化した様子

コンクリート表面が中性化するとアルカリ性を嫌う苔やカビが繁殖出来るような環境(凸凹している、水分が有るなど)が整います。

コンクリート表面が中性化し全体に苔カビ藻等が繁殖した様子

特に建物の北側に土間コンクリートが有る場合は日陰の時間が長いもしくは日が当たらずに雨水がなかなか乾かないので顕著に苔カビ藻が繁殖します。苔カビ藻が繁殖したところに風で運ばれてくる土埃・黄砂・花粉などが入り込み蓄積して黒くなっていきます。

コンクリートの汚れを放置するとどうなる

コンクリートが汚れていても「そういうものだろう、見た目が悪いだけ、どこの家も同じ」と思われるかもしれません。しかし単なる汚れではないコンクリート表面に繁殖する苔は、放置すると内部にも根を張ることがあります。内部に根が入り込むと、コンクリートの腐食やひび割れといった深刻な被害を及ぼしコンクリートの劣化を早めてしまう恐れがあります。

上の写真は土間ではありませんが腐食によりコンクリート表面が脆くなり剥がれ落ちて骨材が露出しています。

コンクリートの汚れ・苔を除去してもまた除去前状態戻ってしまう!

コンクリートの汚れや苔カビ藻を色々な方法で除去してもその状態が長くは保てないのが一番のお悩みではないでしょうか?汗をかきながらデッキブラシで一生懸命擦って除去したり高圧洗浄機をわざわざ買ってきて除去したのに、早ければワンシーズンでうっすらと汚れや苔が戻ってきてしまいガッカリしてしまう。こういった経験をされた方も多いと思います。これは表面が中性化してしまったコンクリートの特性と言えます。中性化し劣化が進行し始めたコンクリート表面は新設時よりも凸凹度合が大きくなり苔カビ藻の胞子が定着しやすく水分さえ有れば繁殖する条件が整うので取っても取ってもまた生えてしまいます。お庭の雑草と同じです。